JPS-31 大柴胡湯

<効能>

体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の諸症

胃炎。常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経痛、肥満症

小柴胡湯症より症状が強く現れ、舌に黄苔を生じることが多く、便秘の傾向などを目標とします。

JPS-32 猪苓湯

<効能>

体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの次の諸症

排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみ

本方は、利尿剤の効果があるほか、尿路の消炎作用があると考えられ、泌尿器疾患に応用される代表的な漢方です。

JPS-33 桃核承気湯

<効能>

体力中程度で、のぼせて便秘しがちなものの次の諸症

月経不順、月経困難、、月経痛、月経時や産後の精神不安、腰痛、便秘、高血圧の随伴症状(頭痛、めまい、肩こり)、痔疾、打撲傷

血流の流れをよくし、ホルモンバランスをととのえます。

JPS-34 当帰四逆加呉茱萸生姜湯

<効能>

体力中程度以下で、手足の冷えを感じ、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの次の諸症

冷え性、しもやけ、頭痛、下腹部痛、腰痛、下痢、月経痛

血行をよくし、内部より体を温める働きがあります。

JPS-35 当帰芍薬散

<効能>

体力虚弱で、冷え性で貧血の傾向があり疲労しやすく、ときに下腹部痛。頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴えるものの次の諸症

月経不順、月経異常、月経痛、更年期障害、産前後あるいは流産による障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)めまい、立ちくらみ、頭重、肩こり、腰痛、足腰の冷え症、しもやけ、むくみ、しみ、耳鳴り

JPS-36 俳膿散及湯

<効能>

化膿性皮膚疾患の初期又は軽いもの、歯肉炎、扁桃炎

炎症を鎮め、膿を排出する働きがあり、化膿の初期から化膿の進んだ状態まで比較的幅広く用いる事が出来ます。

JPS-37 麦門冬湯

<効能>

体力中程度以下で、たんが切れにくく、ときには強くせきこみ、又は咽頭の乾燥感があるものの次の諸症

からせき、気管支炎、気管支ぜんそく、咽頭炎、しわがれ声

のどの乾燥を潤して痰をきれやすくし、咳を鎮める働きがあります。

JPS-38 人参湯

<効能>

体力虚弱で、疲れやすくて手足はどが冷えやすいものの次の諸症

胃腸虚弱、下痢、嘔吐、胃痛、腹痛、急・慢性胃炎

体の内部より温めて痛みを鎮め、胃腸機能をたかめる働きがあります。

JPS-39 半夏厚朴湯

<効能>

体力中程度をめやすとして、気分がふさいで、咽頭・食堂部に違和感があり、ときに動悸、めまい、嘔吐などを伴う次の諸症

不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつっかえ感

気のめぐりを良くし、不安感や神経症状を鎮める働きがあります。

JPS-40 半夏瀉心湯

<効能>

体力中程度で、みぞおちがつかえた感しがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って便秘又は下痢の傾向のあるものの次の諸症

急・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔い、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症